住宅の施工管理者は、職人さんのスキルや材料の特性を活かしながら、設計図や仕様書に基づいて適切な施工指示を行い、所定の品質で工事目的物を完成させる重要なポジションです。まるでチームスポーツの監督のように、現場の状況に合わせて職人さんの技量を引き出し、勝利(所定品質での完工)に導くマネジメントの役目を果たします。
ここでは新築ではなくリフォームにおける施工管理の特徴についてお話させていただきます。リフォームでは品質に2つの側面があります。
一つ目は周知の工事目的物に求められる施工品質の確保です。リフォームしたお部屋の見た目や機能などお客様のご要望、法令などの基準を満たしているかどうか?ということです。この部分は皆様が想像する「納品・成果物の品質」ですね。
対して、二つ目の品質は「現場品質」と呼ばれるもので、工事現場における「現場美化、環境配慮、近隣配慮、居住者配慮」などの設計図や仕様書には記載されていない事項です。
リフォームにおける施工管理の評価は、この現場品質が本来の施工品質以上に重要視されることが多くあります。ご自分のお家を丁寧に扱ってほしいというお気持ちは当然のことですから、Orcasaの施工管理でもこの現場品質を重視しております。
このことを平たく言うと、まるで学生時代の通信簿のように「いくらテストの点数が良くても、素行が悪いと評価が低くなる相対評価がリフォーム」だと私は考えて現場で徹底することとしています。リフォームの施工者はこのことを理解し、現場に臨まなければなりません。このことこそがリフォームにおける施工管理の真髄と言えるでしょう。
Orcasaでは、女性の施工管理者が女性ならではの目線と配慮で現場品質の向上を図っております。次回もリフォームやリノベーションの話題をお届けいたします。素敵な提案と信頼できる現場管理をお約束するオルカサでした。