日々の暮らしを快適に過ごすには、空間の使い方を考えなければなりません。特に過ごす時間が長い場所が快適かどうかで、心とからだのバランスに無意識に影響を与え、日々の生活にあらわれてきます。例えば、キッチンには一日に何度も出入りしますが、料理を作るために使い勝手が悪いとなるとフラストレーションがたまってしまうかもしれません。キッチンの配置や使い方は生活の質にも影響してきますので、こだわりたいですよね。
今回はオープンキッチンとクローズドキッチンの特徴をお伝えします。自分にとって快適なキッチンとは? 日常の生活に寄り添うキッチンについて考えてみましょう。
オープンキッチンのメリットデメリット
オープンキッチンが流行りなのは皆さんご存じのとおり。明るくて開放的なのでリビングやダイニングと一体感があり部屋が広く見えることが人気です。
対面して料理ができることで周りの人とコミュニケーションが取れ、料理の時間がより楽しくなるでしょう。小さな遊び盛りの子供がいる家庭では、ひと時も目を離せないという状況もあります。リビングやダイニングが見渡せることで安心して料理ができます。オープンキッチンならではですね!
ではデメリットは何かというと、スペースを大きく取ってしまう、収納量がクローズドキッチンより少なくなりやすい、生活感が丸見え、汚れが目立つなどなど。料理によっては臭いがリビングの方まで広がってしまうということもあります。
クローズドキッチンのメリットデメリット
クローズドキッチンとは、一つの部屋のように壁に囲まれているキッチンを指します。最大のメリットは一つの部屋となっているため料理に集中できる、自分の趣味の部屋のように使えることです。またオープンキッチンは雑然とした生活の様子が丸見えで、落ち着かないと感じる場合もありますが、クローズドキッチンはゲストに見せたくない生活空間を隠すことができるため安心していられます。
デメリットは壁に囲まれているため、ダイニングとのアクセスが悪くなりやすく配膳や後片付けがしにくい、コミュニケーションがとりにくい、開放感が得にくいことです。壁の一部に窓をつけることができれば開放感が生まれますが、その分収納スペースが小さくなることもあります。
このようにキッチンのタイプによって特徴があるので、どの部分をこだわるかが決まると理想のキッチン像や使い方がはっきりします。快適で過ごしやすいキッチンについて考えてみてはいかがでしょうか。